1977-

1977-は、トゥ エ モン トレゾアによる、ファッションと、建築、デザイン、写真をはじめとする他のアート領域を横断するキュラトリアル・プロジェクトです。

建築家・吉村順三の設計によって、1977年に建てられた熱海の邸宅の改修を通して、歴史を再生し、生きた体験として開放しています。

歴史上の物事から着想を得て、注意深い考察のもとにキュレーションされたオブジェ、イメージ、パフォーマンスからなる展示では、歴史に遺された重層的な意味、未実現の筋書き、親密さの記憶を喚び出し、現代の文脈へ再構築することで、通念的な歴史の解釈と、それに伴う限定的な体験を問い直し、見る者に歴史に対する主体的な視点を提示します。

2022年に開催された第一回の展示では、トゥ エ モン トレゾアの作品を含む、Janine Abraham & Dirk Jan Rol、Édouard-Wilfred Buquet、Le Corbusier、Pierre Jeanneret、Isamu Kenmochi、Ludwig Mies van der Rohe、Charlotte Perriand、Louis Sognot、Kenzo Tange、Joaquim Tenreiro、Shanelle Ueyama、Jenna Westra、Junzō Yoshimuraの作品が紹介されました。

トゥ エ モン トレゾアは、展示、ショップ、アーティスト・イン・レジデンスからなるパブリックプログラムを通して、定期的に邸宅を公開し、1977-のプロジェクトを発信しています。